初めて知った特殊清掃という仕事。

父親が不慮の事故で亡くなって、ネクストという特殊清掃をおこなっている会社に清掃作業をお願いすることになりました。

特殊清掃という職業を耳にしたのはこのときが初めてでしたが、けっこう最近では依頼が増えていると担当者の方から聞きました。

“不慮の事故”といっても、いわゆる家庭内事故というやつで、階段から足を踏み外して階下に転落し、後頭部を強打してそのまま死亡したようです。

息子である私が第一発見者、電話に応答がなかったので不審に思って訪ねた実家で父の様子を確認しました。

動転してどうしたのか覚えていないほどでしたが、警察の方が来られて、それで特殊清掃があることを知ったのだと思います。

特殊清掃の方がいらしたのは日曜の夜でしたが、そのような時間にもかかわらず丁寧に挨拶をして部屋の中を点検してくれ、特殊清掃のチームリーダーである真鍋さん(仮名)という方が、メンバーにテキパキと指示を与えていました。

まったく知らなかったのですが、遺体は警察での解剖(引き取り)がない場合、家族がその処理をしないといけないのだそうです。

特殊清掃の方がいなかったら、どのようにしたら良いのか、ただ呆然としたまま立ち尽くしていたのではないかと思います。

「まずご遺体のお手配をさせていただいてから、室内の整理にかからせていただきます」。

特殊清掃の方がそのように言っていただいてから、最終的に室内(住居)の中の清掃が終わるまでは2日半の日程でした。

自分が生きているうちにこんな場面に遭遇するとは思ってもみませんでしたが、特殊清掃という職業に対する有り難さと感謝を、いまでももちつづけています。

遺体の手配、住戸の片づけ、遺品の整理などを一括してやっていただけ、ほんとうに助かりました。

以上が特殊清掃について私の経験と感想です。

次からネット上で知る事のできた特殊清掃の体験談を載せてゆきますのでご覧になって特殊清掃という仕事の必要性を感じていただけたらと思います。